受けたセミナー
①不動産投資の新常識 寺尾恵介氏
②始めての海外不動産投資’マレーシア編’ 午堂 登記雄氏
③あなたは、なぜ収益不動産を買えないのか? 石渡 浩
について学んだことを僕なり書いてみます。
①の不動産投資の新常識については、人気がありすぎてレジメの資料が貰えませんでした残念です。
セミナーの内容はサラリーマン大家と事業家大家の違いについてでした。
サラリーマン大家には
1、融資2億円まで
2、所得の20倍まで
という壁があるそうです。不動産大家を目指している方は、不動産投資をする「目的」「規模」「期間」「資源」「スタイル」を考慮に入れて投資をする必要があります。そして不動産投資を行なう方は、最初のゴールを月100万円のCFであったり、年間1000万円のCFを目的に投資を始めたりしますが、一体どれだけの不動産を購入しなければならないかを考えずに始める人が多いそうです。
サラリーマン大家の限界である2億円上限いっぱいまで借りた場合の簡単な計算をしてみました。
融資2億円、表面利回り10%、築20年、融資期間25年
とした場合、
家賃収入:2000万円
返済年:1000万円、維持費(家賃の20%):400万円、空室率コスト(家賃の10%):200万円
手取り家賃400万円
となります。もし毎月100万円のCFを目指そうとするならば、サラリーマン大家の枠組みを超える必要が出てくるということです。
※もしくは、2億円の壁を越えるために、複数の銀行に複数の物件を一年以内に持っていき借りまくる。そうすれば決算書に現在の借り入れが現れないので2億以上借りることが可能。ただし相応の自己資金が必要。
事業化にはサラリーマン大家の壁を乗り越えることが出来ます。ただしその反面めんどくさい面もあると言っていました。事業家大家(寺尾氏は購入資産10億円以上をメガ大家と呼んでいる)は、事業所の人を雇ったり、不動産業者や銀行と良好な関係を保つ努力をすることが必要だからだそうです。
講演者はサラリーマン大家と事業家大家を対義語として使い、以下のように区別していました。
サラリーマン大家 ⇔ 事業家大家
銀行に自分が行く 銀行が来てくれる
連絡は常自分の携帯 事業所に連絡
物件を見て業者へ行く 業者へ行って物件を見る
融資が画一的 融資が画一でない
※サラリーマン大家では空室率が40%なら40%減の家賃収入が返済原資として審査対象となります。しかし事業性融資では現在の決算書をもとに審査することが多く、たとえ空室率が100%でも審査を受けることが出来たりもするとのことです。
寺尾氏が編集長を務める、
満室経営新聞(無料)も早速申し込みました☆
②マレーシア投資の魅力と注意点について
魅力について
・物価の安く、日本の約1/3
・英語と中国語が公用語
・生活インフラが整っている
・日本人でもローンが組め、土地の所有権を持てる
・旧英国統治下(植民地)にあったため、不動産契約の法整備がされている
・資産ポートフォリオの分散
などです。
オススメ地について
・クアラルンプール・・・マレーシアの首都
・ペナン・・・工業都市、華僑が積極的に投資
・ジョホールバル(JB)・・・シンガポール(SIN)の隣で車で20分圏内、イスカンダル計画で発展予定
特にジョホールバルがおススメらしいです。
イスカンダル計画(2006年~2025年)が進行しており、SIN-JB一体での経済開発が計画されている。シンガポールの土地は限られており、今でもJBからSINへ毎日10万人以上が往来(パスポートなし)しているそうです。
ローンを組むために、HSBC口座のプレミアムアカウントを持つ
プレミアムアカウントは先進国では約1000万円の預金残高が必要であるが、マレーシアでは20万リンギット(約600万)で作ることが出来る。プレミアムアカウントを持てば最大85%までの融資が受けられる。またマレーシアでプレミアムアカウントを作ることが出来れば、香港などの他国にあるHSBCでもプレミアムアカウントを作ることが出来る。
マレーシア不動産投資の注意点
・外国人は50万リンギット(1500万円)以上の物件しか購入できない
・金利上昇リスク
・プレビルド方式(完成度に応じてローンの支払)でディベロッパーが倒産する可能性
・供給過多による値崩れの可能性
・管理会社のクオリティ
などです。
重要:現地に根を張る企業に依頼し、日本人ばかりが買う物件は避ける
マレーシアが発展していくと投資規制が貼られる可能性が出てきます。自分の目で見て体感し、思い立ったら則行動に移しましょう、大抵直感は正しいものです、とのことでした。
③あなたはなぜ、収益不動産が買えないのか?
僕の大ファンである石渡氏のセミナーです。僕は大学時代に、
「
学生でもできた! 逆転不動産投資術 低所得・保証人無しで融資を受けて専業大家
」
を読み(金持ち父さん貧乏父さんも)、不動産投資の魅力に取り付かれたた人間です。
石渡氏は本当にリスクについて考えている方で、空室リスクや金利上昇リスクに備え不動産投資以外の収益源も幅広く得ているそうです。毎回のブログも本当に参考になり、他の不動産投資本と比べて違う視点から書かれている気がします。ただ注意が必要で「学生でもできた!」などと書かれていますが、これは編集者が決めたタイトルなそうで、投資を始めた当初から自己資金2000万円が既にあったとのことです(つまり最初の区分所有は現金購入)。自己資金がなく、事業所得がなくても融資を受けれるといった裏技的な本ではないと思います。
話を戻して「なぜ、収益不動産が買えないのか?」について
1、自己資金が足りない・・・問題外
2、融資が付かない
3、希望条件を満たす物件が見つからない
4、欲しいと思った物件っが他の借主に買われてしまう
を主な理由にあげることが出来ます。
金融円滑化法が施行され、良い物件が市場に流れなくなった。そして不動産投資の本などが多く出版され不動産投資を行なうライバルが増え、いい物件が出たらすぐに売れてしまう。
物件が見つからず買えない状態が1年以上経過するくらいなら、条件を緩めて探したほうが良い。もし一割値段が見合わなくても、10%の利回りが確保できるなら今年買えば来年希望していた物件の状態になるということで、なるほどと思いました(笑)。
重要:動産業者と良い関係を保ち、
「第三者のための契約」形態ち良い物件を買っていくとの事でした。
僕がセミナーで聞いただけなので、もしかしたら講演者の意図することと違うことを書いているかもしれません。その点はご了承下さい。最後まで読んで頂きありがとうございます。
PS:今僕が読んでいる本の著者達が会場におられたので少し書きたいと思います。
それは
決定版! 海外不動産投資《地球の買い方》
の著者「
アジア太平洋大家の会」です。アメリカ・オーストラリア・マレーシアなどに実際に投資している方が書いている本で、具体的な現地事情が書かれています(注:まだ読んでいる途中)。アジア太平洋大家の会では、海外の不動産投資で志を同じくするメンバーと情報交換が出来るそうです(会費無料)。僕は海外不動産投資に関してはまだ管理面など不安要素が日本よりも大きいと考えているため、投資を行なう予定は今のところないですが、今後のことを思うと無料会員の登録をして情報収集をするのも良いかもと考えています(無料ですしね笑)。まずは本を最後まで読み終えます。ただ途中までしか読んでいませんがこの本も海外投資がイメージでき、ある程度おすすめできるのではないかなと思っています。
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