経済的自由と何度も書いていますが、そもそも経済的自由人とは一体どういった人のことを指すのでしょうか?
さまざまな本で定義されていると思いますが、僕は「経済的自由人」にも3段階の自由人度があると考えています。
1つ目は、
毎月の固定費 < 不労所得
を達成できている人。これが達成できている限り、何も問題がなければ働かなくても毎月の生活を送ることができます。
これが第一段階です。
毎月の生活費を確保することで、現在の勤労所得で固定費を払わなくてもよく、勤労所得を全て投資や自分の好きなことに回すことが出来るという状態が完成します。
ただみなさん少し考えてみて下さい。本当に毎月の固定費を不労所得で賄えるだけで、経済的自由人と言えることが出来るのか?
確かに生活は出来ると思いますが、本当にお金に関して安心した生活を送ることが出来るでしょうか?
おそらく 毎月の固定費<不労所得 だけでは、完全な経済的自由について考えた時、まだまだ不十分だと感じると思います。
毎月の勤労所得 < 不労所得
これが第二段階の経済的自由です。
みなさんは今の所得で生活できていますか?もし出来ていないようであるなら即刻FPに相談したり、支出を減らす努力が必要です。
出来ていない人は別として、大抵の人は苦しいなりに今の所得で生活が出来ているはずです。
その金額が不労所得として入ってこれば、生活に困ることはある程度無くなるのではないでしょうか?
毎月の収入以上の不労所得が手に入るということは、極端な話明日から働かなくても生活水準を落とすことなく暮らすことが出来ます。
また会社を辞めることで飲み代や交通費など不必要な支出を減らすこともでき、自由に使えるお金が増えます。
しかしこれでも、究極の経済的自由とは正直まだ言えません。みなさんは買い物に行った時何を基準に商品を選んでいますか?
多くはその時の気分や好みで選んでいるかもしれませんが、心の中ではその物の「値段」を意識して購入するかしないかを決めているはずです。
たとえば今着ている服がもし10倍の値段で売られていたら、あなたはその服を買いましたか?
おそらく買っていないでしょう。ちなみに僕は今3980円のアディダスのジャージを着ていますが、10倍の39,800円で売っていたら絶対に買っていないかったです(笑)
というように人は何をするにしてもお金を基準にものごとを判断することが多いです。
多くの人は食べ物や旅行など何にしろ、価値や行動の判断基準をお金に照らし合わせて考えてしまいます。
お金を判断基準にしている限り、お金から解放されたとは言えません。
毎月の生活費 <<<<< 不労所得
これが第三段階で、不労所得の最終段階です。
正直この状態の人に僕は未だ出会ったことがありません。そのため本当にお金という概念から解放され、自分の価値基準で物事を判断するといったことがどういったことか、正直未知の領域です。
彼らは、好きな時に好きな場所で好きな人と、好きなことをすることが出来ます。
こういった方々と出会うことがあれば、またその時の経験を書きたいと思います。
以下本で知った、3段階目の経済的自由人の共通点についてまとめてみました(本当かは正直分りません)。
・「しなくてはならない」が少ない
・世界各地に自宅がある
・お金という概念がない、しかし無駄遣いはしない
・与える喜びを知っている etc
など、だそうです。
追記:1
経済的自由を量る際に、キャッシュフロー(固定費<不労所得)以外での指標もあります。
お金の寿命=資産/月々の支出
今までの経済的自由の尺度がP/LやCF的だとすると、今回の尺度はB/S的な考え方です。毎月の支払いが10万円であり、資産が100万円あれば、お金の寿命は10カ月ということになります。
今仕事を失ったときに自分はどれだけ生きることが出来るかなど、現況を知る際に役立ちます。
またこの資産が自分の一生涯分の生活費を集めることが出来ても経済的自由(第2段階)を果たしたといえるかもしれないですね。
追記:2
不労所得と時間には不思議な関係があります。
毎月の支出<不労所得
となったとき、不労所得は加速度的に増えていきます。
というのも、毎月の支出を不労所得が上回る、つまり経済的自由の第一段階をクリアすることが出来れば、「お金のために働く」必要がなくなるからです。
働かなくても生活が出来るということは、自分の時間を自分がしたい仕事に費やせるということです。
そしてお金のために働くのではなく、自分のため人のために心から働くことが出来れば、よりよい仕事が出来るようになり、さらに収入が増えることになります。
誰でも、花を単なる金儲けの道具として販売している人からよりは、花が好きでその良さをみんなと共感したいと思っている人から、花を買いたいですよね。
人はお金のために働いている人よりも、好きなことをしている人に魅力を感じるものです。
人は人を喜ばした分だけお金を受け取れるようになっています。
まずは経済的自由人の第一段階を目指しましょう。
そして不労所得を安定させてから、自分のビジネスを持ちましょう。
お金を気にせず好きな仕事をすることで、第二段階、第三段階の経済的自由への道が開かれるはずです。
まとめ
①経済的自由には3種類ある
②第一段階の経済的自由を目指す
③自分のビジネスを持ち、第二段階、第三段階へと進む
ちなみに僕の手順は
投資による収益を確立する⇒ビジネスシステムを作る
です。
「金持ち父さん貧乏父さん」でいう、B-Iの分野のことですね。
[0回]