経済的自由を得るには、
資産形成=(収入ー支出)+(資産×運用利回り)
の式が大事だと、以前に少し書きました。今回はこの数式にある収入(所得)と資産について考えたいと思います。
所得には大きく分けて2種類あると言われています、勤労所得と不労所得です。
勤労所得・・・サラリーマン所得が一般的であり、自分の時間をお金に換えて得ることが出来る所得です。
不労所得・・・文字通り、「不労」所得で資産が自分のために働き、そこから得ることが出来る所得です。
そして経済的自由を目指すには不労所得を得ることが大切です。
日々の生活費 < 資産 × 運用利回り
が経済的自由への第一歩だからです。不労所得はさらに2種類の所得に分けることが出来ます。
不労所得・・・不動産所得、事業所得(自分は経営に関与しない)、特許収入、印税 etc
ポートフォリオ所得・・・株式配当、債権の利息、銀行利息、FXのスワップ金利 etc
よく今よりも楽な生活が出来るように、お金持ちになれるようにと週末にアルバイトを行う人がいます。しかしこれは勤労所得に当たり、単純に自分の時間の切り売りをしているだけです(その収入を資産に換えれば話は別ですが)。
自分の時間をお金に換えているだけでは経済的自由を得ることは出来ません。
経済的自由を得るには不労所得が必要だからです。
金持ちは僕等以上に働いて収入を得ているわけではないのです。
年収数億円の人々が僕たちの何十倍もの時間働いているのでしょうか?そんなことは決してなく(外資系ではちょっと事情が違うようですが・・・)、彼らは他人の時間・他人のお金をよく使って不労所得を得ています。
俗に言うレバレッジ効果です。
経済的自由とは、自分の代わりに周りの人・物が働いてくれる状況です。
経済的自由を得るには、実際に行っている金持ちの方法を僕等もやる必要があります。金持ちは自分たちの資産、つまり不動産や株式、事業などからの所得で経済的自由を果たしました。Windowsのビル・ゲイツも給料で世界一のお金持ちになったのではなく、株式上場(事業)によりお金持ちになったのです。
彼は働かなくても十分生活ができるのですが、仕事が好きなため慈善事業を含め働き続けているのです。「好きだから働く、けど別に働かなくてもいい」状態ってすっごく素晴らしいですね(笑)
逆に日産のゴーン社長は高給取りで知られていますが、彼は経済的自由があるとはおそらく言えないでしょう(彼の所得が給料所得だけだと仮定すれば)。
理由は簡単で、ゴーン社長が働くのを辞めたとたん勤労所得がなくなり、収入が途絶えてしまうからです。
働くのを止めた途端に収入が途絶えてしまうというのは、今後の日本ではより大きなリスクになっていくでしょう。
社会保障の高騰、年金受給年齢の引き上げ、生活保護の削減、雇用の海外流出、大量リストラなどが今後の日本では現状確実だからです。仕事を失いやすく、仕事を失った後の保証が少ない国へと変化しつつあります。
そのため他人(国)に任せるのではなく、自衛という考えが重要です。
もし不労所得があれば、たとえ病気やリストラなどで失業しても、たとえ年金が支給されなくても、収入が途絶えることはありません。
勤労所得は会社に、年金や社会保障は国に頼っている状態です。不労所得を得ることで職と国に囚われない生活を目指していきたいですね。
以下に、サラリーマンが経済的自由を目指すためのステップをまとめてみました。
①.今どの収入のために働いているかを自覚する
②.勤労所得を他の所得に変える(勤労所得⇒不労所得)
③.勤労所得の安全を確保する(不労所得が安定するまで、働く)
④.投資家自信が資産になる(間違った投資は負債にもなる)
⑤.あらゆる事態に対して準備する(失業や社会保障の削減)
⑥.①~⑤を頭に染み込ませ繰り返す
結論:勤労所得で資産を買い、不労所得を殖やし経済的自由を目指す。
今日の名言
国家に対して何を望むかよりも、自分が国家に何を奉仕できるかを考えるべきである。
Ask not what your country can do for you; ask what you can do for your country. John F. Kennedy
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